静電気を除去するとオーディオの音が良くなります。オーディオ機器が本来のポテンシャルを発揮しやすくなるんですね。もっと詳しく言うと、帯電しているアンバランスな電気たちを整頓させる・・ということです。バランスが崩れると電気が移動してしまい、静電気が発生してしまいます。

 振動によって、バランス状態の電気が壊れます。プラスの電気とマイナスの電気が分かれてしまうんですね。パソコンなどの機材のファンや、スピーカーのコーンなどでそれが起きてしまい、発生してしまった静電気が音の電気信号のジャマをするノイズとなるわけです。


帯電防止塗布剤を塗ってガードする。

 帯電させないための塗布剤です。似たようなモノは他にもありますが、私の環境ではこの「アンチスタH」を機材のプラスチック部分に塗布しています。濡れてはいけない部分に塗布してしまわないように注意しながら、しかしケチらずたっぷり使っております。特に、スピーカー背面にあるホーン部分のプラスチックに塗布しまくったことによる音質向上効果は高かったですね。 


静電気抑制シートを貼る。

 元々は車に搭載する技術だったようです。静電気を抑制することで、エンジンのポテンシャルをより発揮させるとか。その技術を応用したモノがこの、オーディオ機材用の「アドパワーソニック」です。シールを貼るだけなのですが、何のどこに貼るのか?で効果が変わってきます。メーカーの推奨はホーン部分ですが、私はスピーカー前面のコーンの真下に貼りました。


プラズマクラスターで整える。

 プラズマクラスターは、浮遊ウイルスや浮遊カビ菌の作用を抑制するシャープ独自の技術ですが、静電気を抑制する効果も公式に紹介されています。実際に工場などで包装フィルムの静電気抑制に使われていたりするそうです。

 プラズマクラスター関係の商品はたくさんの種類があるわけですが、私の環境では車載用のコンパクトタイプを使用しております。写真を見てお分かりのように、スピーカー背面のホーン穴にプラズマクラスターイオンをダイレクトに送風します。音楽鑑賞の10分前くらいからスイッチオンで、左右2台のスピーカー内部の帯電を除去します。ホーンの真後ろでは音の邪魔をしてしまいそうなので、斜め下にセッティングしてハネの調整で風を送っています。

 手で持ちあげてホーンに近づけることもできますが、ちょっと面倒臭くて・・・(笑) しかも、左右2台分ですからね。なので、車載用2台を同時活用しております。珈琲を入れる間に除電が完了するので便利ですね♪

 ちなみに、もう少し大きいサイズのモノも所有しておりまして、これはパソコンの前面に送風をあてるために活用しています。クーラーファンが常に回っていますから、吸入口にプラズマクラスターイオンをあてて、パソコンケース内の除電を行うイメージです。スピーカーとはまた違う良い効果があると思われます。


除電の効果はあるのか?

 どれだけオーディオ機材などを充実させても、日によっては「あれ?なんか今日は音がイマイチじゃのう…。」という時が以前はありました。しかし、その音質変動が除電によってなくなりました。 
 その日の最初に必ず、金管10重奏曲「ロンドンミニチュア」のオープニングを聴いて確認(私が金管奏者ですので、最も微妙な音質差に気づけるのが金管の音なのです。)するのですが、毎日同じ音がして安心しております。

 除電はおススメです。帯電防止塗布剤、静電気抑制シート、プラズマクラスター、みなさんの環境に合った選択をされてみてくださいね。ちなみにプラズマクラスター製品は、エアコンや扇風機などもあります。部屋中を常に除電状態にするという発想もあるのかなーと思いつつ、またそれも試してみたいと思います。

マサモトガクフ・オーディオ話

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